家づくりの一番の悩み「住宅ローン」
そろそろマイホームが欲しい
そう思ったとき、一番に頭をよぎるのが “お金” や “住宅ローン” といったキーワードではないでしょうか。
「家は欲しいけど、そんなに大きな借金を抱えるのは不安…」家づくりをスタートする人なら誰もがぶつかる一つ目の壁です。
ですが実はこの1つ目の壁、最初にして最大の壁と言えます。この “お金” や “住宅ローン” の壁さえしっかりと超えれば、あとはそんなに心配することなく、家づくりを楽しく進めていくことができます。
壁が高いからと諦めてしまったり、面倒だからと回り道してしまったりせず、真剣に考えなければいけません。
不安になるのは、「知らないから」
あなたが今感じている大きな壁は、そもそもなぜそんなに大きく感じるのでしょうか。
住宅ローンを組む場合、当然、事前に金利や毎月の返済額、総支払額をすべて算出します。その金額は今のあなたの収入にのっとって計算されますので、「ローンの金額が大きすぎて不安」という人は実は少ないのです。
住宅ローンを目の前にしたとき、不安になる本当の要因は「突然のリストラ、突然の病気、突然の事故、突然の転勤、突然の不幸があったら、返済ができなくなるのでは…」という “見えないリスク”に対してなのです。
そんな “突然” の出来事がいつ起こるか「分からない」、そういったリスクにどう備えれば良いのか「知らない」から、人は不安になります。
しかし、この先の人生のリスクなんていうものは、そもそも誰にも分かりません。大切なのは、それらの“見えなりリスク”に備えることです。
つまり、住宅ローンを組むと同時にそういったリスクについて考えることは、あなたの未来に起こりうる「もしも突然…」への対処法を考えることになります。
“知らない” “分からない”ことへの不安を払拭し、「夢のマイホーム」を安心して現実のものにしましょう。
具体的にどんな備えができるのか
実際にリスクへの備えを考えるときは、各家庭の収入、家族構成、生活スタイルなどの条件に合せて様々な方法をとることができますが、ここでは2つの例をご紹介します。
その1:短期返済型 ー将来の家計が全く見えない…と不安な方へー
その名のとおり、住宅ローンの返済期間を短くして金利を抑える方法です。同じ額の住宅ローンを組むにしても、返済期間が短ければ短いほど金利は下がり、総支払額を抑えることができます。フラット35などのように長期に渡って返済するのではなく、15年から20年、条件によっては5年や10年という超短期間で返済します。
短期間で集中して返済するということは、当然毎月の支払額の負担は大きくなります。そのため、もともとの借入額をある程度抑えられる場合に向いています。例えば譲り受けた土地があったり、郊外の安い土地購入を考えていたり、親からまとまった額の資金援助がある方などです。
または、「子供が私立の高校・大学に進学するかもしれない」「親の介護で将来的にダブルインカムが難しくなるかもしれない」といった不安があり、支出が少ない時期に集中して返済する、というパターンもあります。
その2:収益還元型 -建てた家に長期間住めないかもしれない…と不安な方へー
別名「大家さんリスク解消法」とも言われるこの方法は、転勤や家族構成の変化などで長期に渡り同じ場所に住むことができないかもしれない、とお考えの方にお勧めです。
簡単に言うと、家を一生涯の住処ではなく、一つの資産として考える方法です。いつか戸建て賃貸として貸し出したり、売却をする前提で住宅ローンを組みます。賃貸なら家賃相場を見越して返済額を検討したり、売却ならどの時期に売却するのが一番効率が良いか、不動産価値を考慮しながら住宅ローンの返済期間を見極めます。
上記はほんの一例です。家づくりのお手伝いをさせて頂いている中で、さまざまなご家庭の住宅ローンに携わってきた私たちは、たくさんの手段や方法を学んできました。きっとあなたの不安に備えるための方法をご提案できると思います。
家づくりは家族の将来づくりです。一つ目の壁(=お金の不)が大きすぎて家づくりを諦めてしまう、なんてことにならないように、一緒にリスクへの備えを考えていきましょう。